宝塚運動会 バルサンの煙からトップスター(笑)
宝塚の110周年記念行事、110周年記念大運動会が中止になった。
そりゃあ、禊のおわってないこの
状態では当たり前か。
ところで、宝塚歌劇の運動会って
面白いですよねー。
玉入れ、椅子とりゲーム、徒競走、さまざまな競技の中で、
舞台とは別のジェンヌさんの顔が見られたりして。
毎回、評判がいいのが組別の入場行進!
入場行進は、勝敗には一切関係ないのにどの組も、かなりこっているんです。
中でも、印象的なのが70周年記念運動会(阪急西宮球場で開催)の月組の行進。
スカステでみたんですけど。
当時の月組のトップは、大地真央さん。
で、銀色の宇宙服のような衣装を着た大地さんが、球場のリリーフカーにのってさっそうと現れるんです。
そして、手にしたレーザ銃でインベーダーを倒してゆく。
最後は心を入れかえたインベーダー達と、ロック調の「炭坑節」にあわせて見事な躍りを披露。
曲のおわりには、鳩までとばして
驚きましたよ。
たまたま、その裏話がりんりん(朝凪鈴さん)の本「禁断の園は蜜の味」にのっていたのですが。
大地さんが乗ってきたリリーフカーから、でてた煙。
なんとバルサン!をたいてだしたそうです。
ドライアイスだと、屋外で派手に
出すのは相当な量が必要で、難しかったんだって。
けど「月組の入場には煙が、盛大な煙が絶対に必要なのよ!」ということで、月組運動会勝利委員会にかけられ、そうなったらしい。(笑)
あれから、運動会は10年に1度の開催になりました。
本で読むと、運動会にむかって悪戦苦闘する月組さんの様子が、
とても微笑ましいんです。
青春って感じで。
もし、あの時彼女達が40年後の宝塚記念運動会が、不祥事で中止になると知ったら、阿鼻叫喚でしょうね。
改めるべきは改め、宝塚には再生してもらいたいものです。